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特集 2016年上半期清涼飲料市場総括

飲料産業は,収益をともなった
成長ステージに入るか?

 2016年も飲料市場は堅調に成長を続けている。オリンピックイヤーの今年は,閏年による営業日数増に加えて,年初から好天が続いていることや,4月の熊本地震による需要増が後押しした。さらに大手各社が収益重視経営へと本格的に舵を切った。1〜7月の飲料市場は数量ベースで前年同期比3%の成長と推定され,収益をともなった成長ステージへ突入するかに見える。

新製品の抑制と成長性

  飲料産業の経営方針が数量重視から収益重視へと舵を切ったことは,新製品の発売点数にも如実に現われている。2016年1〜7月の新発売品(リニューアル品を含む)点数は合計で938点(SKU)となり,前年に対して170点の減少となっている(表1)。日本の清涼飲料新製品数は,2008〜2015年は年間で1,700点前後となっている(表2)。そのため新製品の乱発となり,ここ数年はヒット作が生まれていない。

 ところで新製品に期待される役割は2種類ある。一つは
…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容

飲料価値ビジネスへの転換
カテゴリー別動向
自販機の魅力を向上させる
2016年の生産量は過去最高を更新するか?
主要ブランド別動向
2016年上半期 会社別 新発売品一覧

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Special Report ASEANリポート2016

タイの飲料産業事情〈1〉

 タイはASEAN10カ国のなかでも成熟した市場の一つだ。人口構成は高齢化が進行する一方,2015年は経済成長が鈍化し,タイの経済は必ずしも好況ではないという。それでも日本の長期にわたる経済の停滞や,始まった人口減少,加速する少子高齢化は,いきおい日本市場に見切りをつけて海外へ,それも日本から近距離で市場の成長が見込めるアジアへと目を向けさせている。

2015年のタイ清涼飲料市場

 英国の調査会社Canadeanによれば,タイの飲料市場の成長率は…続きは本誌をご覧ください。

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News From U.K:製品特徴の違いに注目してみる

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