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特集 紙 容 器

進化が続く紙容器,その価値向上への取り組み

 
 紙容器の進化が続いている。キャップは,PETボトルの普及により容器の基本的性能として広く認知された。PETボトル以前に君臨していたSOT缶も時代の流れには逆らえず,ボトル缶を開発し再封性を手に入れた。
 紙容器にもその勢いが押し寄せている。ゲーブルトップ紙容器では,1990年代中頃で消滅したキャップ付きが再び登場し,無菌充填のLL紙容器でもキャップ付き製品に支持が集まっている。また酒類等で使用されているゲーブルトップLL紙容器では,使い勝手を改善する新装備が登場した。
 このように紙容器は進化が続いている。一見すると完成されたように見える容器であっても,時代のニーズに合わせて進化する必要があることを,紙容器は示している。

牛乳等の消費は減少が続く

 飲料用紙容器は,牛乳類,清涼飲料類,アルコール飲料類の3分野に大別される。なかでも牛乳類は紙容器最大の市場で,しかもチルドゲーブルトップが圧倒的に多く,2016年度のLL牛乳等はわずか1.4%の48,582klにとどまる(農林水産省資料)。
▶飲用牛乳等(牛乳,加工乳,成分調整牛乳)の生産量は,2014年度を底に下げ止まりの様相を見せている(表1)。2008年度に391万7,985klであった生産量は…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容

牛乳等の消費は減少が続く
紙容器入り清涼飲料も増加中
容量別動向
もりかみ協議会,会長交代
乳容器・機器協会が総会開催
紙パック回収率は44.3%に
紙容器とバリューチェーン
主要サプライヤーの最新情報

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Preview 第3回ドリンク ジャパン

国内最大級の飲料産業のための開発・製造展

 「第3回 ドリンク ジャパン(飲料・液状食品開発・製造展)」がリード エグジビション ジャパン社と(一社)全国清涼飲料連合会の共催により,6月27日㈬から29日㈮までの会期で東京ビッグサイト西1・2ホールにて開催される。同展示会は,「第31回 インターフェックス ジャパン」「第12回 医薬品原料 国際展」「第17回 バイオ・ライフサイエンス研究展」「第2回 バイオ医薬EXPO」と同時開催される。主催者の発表によると,出展社数は5展示会の合計で1,510社を超えるという。また,ドリンク ジャパン単体では,出展社数は前回より50社増の約220社で,来場者は国内外から15,000名を見込んでいるという。…続きは本誌をご覧ください。

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本号のその他の内容

特別リポート:スペインの果汁産業を探る(2)
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