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進化を続けるPETボトル,その最先端を見る

 PETボトルは,世界の清涼飲料産業の中心にある容器であることに疑う余地はない。新興国であっても先進国であっても,あらゆる飲料にPETボトルは使用されている。PET樹脂に代替する画期的な樹脂が登場しない限り,清涼飲料産業は“PETワールド”から抜け出すことはないだろう。それほどまでにPETボトルは,清涼飲料との親和性が高い容器である。
 ビバリッジ ジャパンは,これまでもPETボトルに焦点をあて,その最新情報をリポートしてきた。PETボトルの大きなうねりは,容器の軽量化とユーザビリティーの向上,次世代無菌充填ラインの導入による汎用性の拡大といえるだろう。本号から3号にわたり続けてリポートする「PETボトル特集」は,さらに最先端の動向を包括的にとらえていく予定だ。
その第1回目となる本号では,プリフォーム成形機の最新事情と,PETボトル成形機のうち1ステージ機の動向をリポートする。プリフォーム成形機では,最新のコンセプトを用いた新機種が発表されたほか,超高速・大量生産に適した射出成形機が用意されている。コストミニマムと軽量化は,いかなる容器包装にも共通に課せられた課題であり,プリフォーム射出成形機もその実現をめざした進化を続けている。
 またPETボトルはプリフォームと二軸延伸ブロー成形との2工程で完成する。そのためプリフォームとボトル成形とのマッチングが重要になることは自明の理だ。1ステージ機はその機器構成上,プリフォームとブロー成形とのマッチングが最もとれた成形システムである。

プリフォーム成形機の最新事情

 飲料製造におけるインラインブロー成形のメリットは…続きは本誌をご覧ください。

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進化を続けるクロージャーの最新事情

 ガラスびん,ボトル缶,PETボトル,そのいずれにも共通していることは,容器本体のみでは完成せず,必ずクロージャーが必要ということだ。だから,これら容器にとってクロージャーとは,容器本体と一体を成す重要なパーツといえるだろう。それだけにクロージャーには求められる機能が多彩にある。そこで,ここではクロージャーの最新開発事例や動向をまとめてみた。

容器の完成に必須なクロージャー

 クロージャーは,素材別にメタルキャップとプラスチックキャップに大別される。メタルキャップは,主にガラスびんやボトル缶で採用されている。ガラスびん向けで最も古いクロージャーはコルク栓といってよく,クロージャーメーカーはコルク栓事業から出発しているケースが多いようだ。現在はコルク栓や王冠といった打栓式キャップのほか…続きは本誌をご覧ください。

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その他の主な内容
Special Report:GEA Procomac
低酸性飲料の無菌充填システム,その最先端
Special Report:テトラパック
“多様性”が世界最先端を実現する
News from U.K. Special
7th Global Dairy Congress 2013

好 評 連 載 記 事

NEW PRODUCTS 各社新製品ニュース

加温販売専用の炭酸飲料は新市場を創造するか?

森永乳業

マウントレーニア,リプトンなど11品発売

ポッカサッポロ

「ポッカコーヒー」群を軽量缶に更新

キリンビバレッジ

全面刷新の「ファイア」シリーズなど秋冬向け新・改装品全25品発売

コカ・コーラ

ビタミン強化「アクエリアス」,プレミアム缶珈琲ほか

アサヒ飲料

エナジーコーヒー登場,リンゴ酢入り果汁ほか

オハヨー乳業

のむヨーグルト,のむ和菓子など秋季向け新製品

雪印メグミルク

ゼリー入り抹茶ラテ,野菜飲料ほか秋季14品

伊藤園

「お〜いお茶 ぞっこん」など9品を刷新

サントリー食品

ウォーター系製品のラインアップを強化

カゴメ

野菜系飲料でホット飲用を提案,125ml「Soy's」ほか

JT

秋冬向けに香りや凝縮感訴求の「ルーツ」拡充

ダイドードリンコ

缶コーヒー拡充とホット向け製品強化

カルピス

機能性乳性飲料とホット用希釈飲料

エルビー

チルドのトクホ茶が登場

トーラク

美容成分配合など豆乳製品を強化

不二家

桃ネクターのラベル刷新

JR東日本WB

産地限定果実飲料2品ほか

キッコーマン飲料

「温野菜」のラベル刷新

ネスレ日本

缶珈琲に新製品2品追加

UCC上島珈琲

ボトル缶入りHOTブラック

ヤクルト本社

果汁入り乳酸菌飲料登場,22年ぶりに「ヤクルト」65ml値上げ

日本サンガリア

野菜100%ジュース,蜂蜜入り低果汁飲料ほか

…詳細は本誌をご覧ください

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