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特 集

ビール系飲料市場2015

新ジャンル初の前年割れで,新たな活路を模索するか?


 ビール系飲料市場(ビール,発泡酒,新ジャンル)の縮小が止まらない。実に10年連続で過去最低を更新し続けており,2014年の課税数量は前年比1.5%減の4億2,707万函(633ml×20本換算,以下同)となった。
 それだけではなく,これまで市場を下支えしてきた新ジャンルまでもがマイナスに転じてしまった。消費者の嗜好が変化しビール離れが続いていることや,少子高齢化の進行,消費税増税や夏場の天候不順が背景だろう。
 一方,アルコール分0.00%のビールテイスト飲料市場は,成長が鈍化している。2013年までは市場が拡大してきたが,昨年は前年並みで着地したようだ。この市場は,飲酒運転への厳罰化を契機にビール代替として開発が始まったが,それだけでは市場拡大に限界があることが明らかになっている。
 2015年も,ビール系飲料市場は前年割れというダウントレンドが続くと予想される。こうしたなかでビール各社は,政府によるビールの税率を引き下げて新ジャンルとの税差を縮めるという酒税改正の機運をにらみ,本来のビールを重視する方針を鮮明に打ち出している。
 そこで本特集は,2014年のビール系飲料およびビールテイスト飲料の市場とブランド動向をまとめるとともに,2015年の市場予測と主要ブランドの戦略についてリポートする。…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容
カテゴリー別動向
容器別動向
ノンアルコールビール市場の成長が止まる
2015年の市場を見通す
メーカー別主要ブランドの動向

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