本誌立ち読み

健康志向は20年以上前から続く清涼飲料の基本的なトレンドの一つだ。しかも高齢化社会を迎えるにつれて，健康長寿のニーズはますます高まっていくから，健康志向は強くなることはあっても衰えることはない。したがって，清涼飲料市場はこの健康志向に的確に対応する必要がある。なかでも近年の消費者ニーズは，より明確な，あるいは信用できる機能性をもった飲料へのニーズといえるだろう。これが特定保健用食品（トクホ）や機能性表示食品の開発へと飲料産業を誘っている。

機能性表示食品の大量投入

昨年４月の食品表示法の施行によりスタートした機能性表示食品制度は，多くのブランドオーナーから熱い視線が注がれている。
この制度は，企業の自己責任のもとで健康への効果を表示することができる。同じく健康効果を直接訴求できるトクホ制度は国による認可を必要とするが，機能性表示食品は発売の60日前までに消費者庁へ届け出ることで商品化が可能だ。
またトクホは…続きは本誌をご覧ください。

特集の主な内容

機能性表示食品の大量投入
岐路に立つ機能性ノンアルコール飲料
トクホ飲料は常飲性へ回帰
主要ブランド別動向
新製品開発に役立つ機能性素材

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