本誌立ち読み

特集 宅配水市場とミネラルウォーター/フレーバーウォーター

コロナ禍と拡大が続く市場の将来



 ミネラルウォーターは“水と空気と安全はタダ(無料)”といわれる日本で有価飲料として定着し,市場は拡大を続けている。(一社)日本ミネラルウォーター協会によると,2020年のミネラルウォーター(MW)類の生産量は,国産・輸入の合計で418万2,498kl(前年比104.5%)となった(表1)。
 宅配水(HOD)は“バルク化ミネラルウォーター”を初期モデルとして登場している。(一社)日本宅配水&サーバー協会が発表した2020年の宅配水の生産量は146万1,400kl(108.7%)だった(表4)。
 この国産MWとHODを合算すると530万4,579klとなり,炭酸飲料(341万9,975kl,容器入り生産量,以下同)やコーヒー系飲料(303万2,194kl)を凌駕し,茶系飲料(516万7,817kl)をも超える最大カテゴリーになる。
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特集の主な内容

過去最高を更新したMW
フレーバーウォーターは炭酸水偏重へ
過去最大を記録したHODと課題
コロナ禍とMW・HODの接近
業界団体が総会を開催
主要ミネラルウォーターブランドの動向
主要HODブランドの動向
HOD容器サプライヤーの動向

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特別企画 2021年上期のビール系飲料市場

コロナ禍で苦しむ市場,ビール回帰は本物か?


 ビール系飲料(ビール,発泡酒,新ジャンル)市場の減少が続いている。2021年上期(1〜6月)のビール系飲料市場は,前年同期比約6%減となったようだ。これは,コロナ禍ではなかった2019年上期に比べて約2割もの減少だ。新型コロナウイルス感染症拡大による在宅勤務や外出自粛のほか,緊急事態宣言やまん延防止等重点措置による営業自粛や時間短縮,さらには酒類提供停止の影響を受けて業務用ビールの不振が大きく響いた。
 このコロナ禍における環境変化への対応が,ビール各社にとって緊急課題だ。本号では,2021年上期のビール系飲料の市場と主要ブランドの動向を取りまとめ,
下期の市場展望とブランド戦略についてリポートする。
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本号のその他の内容

連載:アルミ缶
ボトル缶入りミネラルウォーターの製造現場エスエスケイフーズ株式会社
新企画:マーケティング
盛夏期マーケティング2種
新技術
プリフォーム金型の新技術
トレンドレビュー:BJ Monthly Beverage Watch(2021年6月)
伸長続く豆乳類,成長のカギは若年層
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